劇的な進化と増加するME機器とその管理
ME機器とはMedical Engineering、すなわち医療に役立つ高度な工学技術を用いた医療機器のことを示しています。
具体的には、人工呼吸器、高圧治療装置、ICU・CCU・NICU各室の装置、人工心肺装置群、体外式・植え込み型心臓ペースメーカ、除細動器、補助循環装置、血液浄化装置、人工膵臓等、様々なものが含まれます。
超大型病院でなくても地方の大型の病院クラスで100種類以上、1000台前後のME機器が配備されていて、医療だけでなく高度な工学知識をもつ臨床工学技士が保守・点検を行っています。
また、ME機器管理センターにて集中的な管理・保守・点検・運用・購入が行われています。
近年は高度で専門的な情報処理とソフトウェア技術を用いた管理方法がとられるようになっています。
これは膨大な数の機器の管理に間違いを犯さないためには必須となりました。