今話題になっている機械について
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熱交換器の構造及び種類について

液冷式熱交換器は、2系統の液体を混合せず効率よく熱交換でき、様々な種類の中で多く使用されているものが4種類あります。それらは、ブレージングプレート式、ガスケットプレート式、シェル&チューブ式、投げ込み式です。ブレージングプレート式は、電熱プレートが積層した構造で、淵の部分にろう付け(ブレージング)して密封しています。プレート間の隙間に高温・低温液体を交互に流す構造で、流路が狭いですが低コストで熱交換効率が良いです。ガスケットプレート式は、ブレージングプレート式同様、2種類の流体が交互に流れプレート間をゴム製のガスケットで仕切る構造です。比較的熱交換量もよくメンテナンスも行える構造です。シェル&チューブ式は、シェル(胴体部)にチューブ(伝熱管部)を収めた形をしています。

サイズが大きい分、高粘度の流体や加熱・冷却・蒸発・凝縮すべての用途に対応できます。投げ込み式は、冷却対象液体のタンクに熱交換器を浸漬させ冷却します。液体の循環回路は不要ですが、冷却効率を良くする攪拌機の取付の対策が必要です。これら4種類の熱交換式は、良し悪し部分もありますが、使用用途に応じて最大限の力を発揮できます。